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2012/12/06

Pinkbikeサウスウェストアドベンチャー

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出発の朝が来てどんよりした雲は地平線へと流れノースカスケードの丘陵地帯で重なっていった。テックエディターのMike Levyと彼の友達 Wayneそして写真家のIan HylandsはPinkbikeの本部からワシントン州ベリンハムの私(Mike Kazimer)の所でピックアップし南へ下った。私たち4人はバンに乗り込み太陽の輝くアリゾナ州セドナのシングルトラックへと旅が始まった。2週間のバイクテストとビタミンDの補給が目的だが、まず始めは26時間の運転だ。

ソルトレークシティまでは雨が続き大粒の雨が窓ガラスを打ち付けると私たちはなぜパシフィックノースウェストを離れたのかと思った。バンの外の風景は少しづつ変わって青々と茂った緑になり背の高い杉がヨモギや背の低いオークと一緒に点在していた。さらに進むと運転に慣れてきた。運転に慣れると距離や時間の感覚がなくなる。今は時間を忘れる時だ。朝2時だがまだ残り8時間の運転があることには変わりはない。燃料計を見てみると底を付きかけていたのでガソリンスタンドへ立寄り再び目的地まで運転した。
雨は止まない。南に向かうのは乾いたトレールと太陽のためだ。









地平線の向こうに太陽が落ち夜の運転が始まる。エナジードリンクの時間だ。



アリゾナに到着するまで4つの州を通過する。アイダホとユタの間のどこかで太陽は落ちた。

太陽が昇る時までにアリゾナに着きグランドキャニオンで赤く染まる光景を眺めた。私たちの前で太陽の光は台地に広がり高くそびえる砂岩の壁を昇った。西方では欠けた月が地平線へ向かっていた。

もうノースウェストにはいない。赤い岩は太陽の光を捉えている。











何時間かの運転の後、Ian Hylandのスマートフォンのナビでは後20マイルと出て混乱したが、ついにセドナに到着した。何台かのテストバイクはすでに発送してあるためOver the Edge BikesのJason FirstとMatt Sherwoodの所に立寄りバイクを受け取った。この店は本当のフルサービスで外にはパンプトラック、中にはエスプレッソマシンがあり知識豊富でフレンドリーなスタッフがいる。セドナに旅行するならこの店に必ず訪れてほしい。


JasonはOver the Edgeの共同オーナーであり、目覚しを約束してくれる。


到着。テストバイクとサンシャイン、ちょうどよい気温が私たちを待っている。


レンタルハウスに戻りここがこの2週間の拠点だ。バイクを下しガレージで整理した。ガソリンスタンドで買った時の食べ物の匂いを消すためにバンのドアを全部開けた。Eric PorterとJon Kennedy、James WeigandはDiamondbakをスプリンターバンに詰め込んだ。Diamond Mason 29のテストは明日から二日間のテストだ。Richard Cunninghamは最後のテストクルーだが数時間後に到着しVolvoワゴンはテストバイクとギアで満載だった。
明らかにこのレンタルハウスのオーナーは映画のファンだ。ガレージの壁には大ヒット作のポスターでいっぱい。

次の日の朝起きると運転による睡眠不足から少しふらついたが赤土のトレールへ繰り出す用意はできていた。セドナではシングルトラックが蜘蛛の巣のように広がりテクニカルな上りや下りを混ぜて走った。私たちの住む場所は暗く寒いところだったのでここの気候はほんとうにパーフェクトだった。どこを見てもとても素晴らしい景色だ。走りながらここまでの長い道のりを忘れてしまうようだ。会話の中心はもちろんバイクのことだったが、みんなはこの夏のアドベンチャーや来シーズンのプランについて話していた。
Eric PorterはDiamondback Mason 29を乗りこなす。


トレールの高い場所へ行くと二つの砂岩でできた壁の間に大きな割れ目があった。少し補給し写真を撮り下り始めた。トレールは曲がりくねっていて回りは節だらけのジュニパーの木があった。鋭く角の尖った砂岩には要注意でジャンプをしすぎて着地で誤るとパンクする。太陽は傾き空がピンク色になるとトレールの入り口へと戻った。疲れたがバイクテストやこれから先のトレール探索に興奮した。
Mike LevyはEric Porterの視界にいるがPorterは赤土の砂埃を浴びせかけた。


セドナのダウンタウンはニューエイジ治療師の読み物、水晶、地図などでいっぱいだ。もしパンクを避けサボテンの刺から守ってくれるお守りがあるなら立ち止まって見るかもしれない。

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