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2012/11/23

ファーストルック! 2013 Santa Cruiz V10 Carbon

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pinkbike.com/First Look: Santa Cruz V10 Carbon 2013
Nov 20, 2012

V10カーボンの新しい点
全て新しい
カーボンフロントトライアングル、カーボンリアトライアングル
シンジケートチームによって2012年レースシーズンでのテスト
シンジケートチームは市販モデルに2013年乗る
5年保証、生涯クラッシュ交換保証

V10カーボン詳細
カーボンリアトライアングルはアルミバージョンに比べ400g以上軽量化
フロントトライアングルも前モデルに比べ300g軽量化
新しいカーボンアッパーリンクは強度を増す
アルミのアッパーピボットとBBは接着でなくカーボンと同時成形
鍛造アルミロワーリンク、グリスポート付
157mmリアエンドはホイール交換が用意
ケーブルガイド付きフォークバンパー
ダイレクトマウントリアディレーラーハンガー
2段階トラベル設定:10インチ及び8.5インチ
フレーム重量:M 3.6kg (Fox DHX RC4ショック含む)
希望価格: US3,499ドル(DHX)/US3,599ドル(VIVID)
NEW V10c



「すべてにおいて最も完成したDHバイクだ。」サンタクルーズはその言葉でV10を恥ずかしげもなく紹介した。レースを振り返るとV10の素晴らしさに異論を唱えることはできない。エリート世界選手権 2回、ジュニア世界選手権 1回、ワールドカップ 14回を勝ち、ワールドカップシリーズタイトル 2回を取った。最近ではワールドカップ(Maribor 2010)でカーボンモデル投入、世界選手権(Leogang 2012)で勝った。この時のカーボンモデルは、カーボンのフロントトライアングルとアルミのリアトライアングルで作られ、その後すぐに市販された。シンジケートチームは2011年シーズンにおいてカーボンスイングアームを使用した。1年を通してのワールドカップサーキットでのテストの後サンタクルーズはイタリアのマッサベチーアで報道陣に市販品のフルカーボンV10を公開した。






改良の過程
「壊れていないのに直すな」ということわざがある。これは正にサンタクルーズが今のV10にしたことだ。何年もジオメトリやサスペンションを改良して変更する必要がないためこの新しいV10は現在のモデルと同じだ。違うところは構造だけだ。カーボンリアトライアングルは見出しとして目立つが、フロントトライアングルは300gの軽量化を果たしている。これは力のかかる場所の軽量化やカーボンの積層の変更による。フロントトライアングル単体で1.05kgになっている(Mサイズ)。そしてワンピースモノコック構造である。これはフロントトライアングル全体が一つの形状で他のフレームが接着で作られていることと異なる。ワンピース構造は、より複雑でより高価でありフレーム生産には大きな最新の設備が必要である。pinkbikeは独占でサンタクルーズがカーボンバイクを今年どうテストしたのかを見る機会が与えられた。フレームはテストラボで苦痛を経験し様々な状況をパスしていると言える。だから最も軽いだけでなく最も強いフレームだと言うのもうなづける。サンタクルーズはとても自信がありフレーム保証を2年から5年に延ばした。また生涯クラッシュ交換保証やベアリング保証も付く。フレームはより高価になっているがこのような保証は我々にとってより重要となるだろう。

リアトライアングルはアルミバージョンに比べ530g軽くなった。重量は0.68kg。市販品リアエンドは今年シンジケートが使っていた物より少し改良される。ホイールアーチの部分はより美しくなっている。そしてチェーンステーとシートステーの間はカーボンシートにより強度を増している。それは最強のマッドガードとしても。サンタクルーズは強度の追求による副産物だと言うが多くのライダーが自分でマッドガードを作っているのでこの副産物は歓迎だ。トータルでのフレーム重量はMサイズ 3.15kg/Rock Shox VIVID Air、3.6kg/Fox DHX RC4 9.5X3.0)。
フレームの詳細
フロントから。フロントトライアングルにはしっかりしたフォークバンパーがありどのフォークでも長さは十分である。バンパーにはケーブルガイドが組み込まれていて、このフレームはホース内蔵式ではない。これはレースからのフィードバックだ。レースでは内蔵式ホースはメカニックがブレーキ交換時ホースをキャリパーから外さなければならない。これはブリーディングやその他調整に時間をロスする。フレームには石から守るため大きなダウンチューブプロテクターが付いている。グリスポートはロワーリンクにありベアリングのメンテは楽だ。ロワーリンクのアクスルピボットは受側を広げて固定する方式だ(Maxleの仕組みと同じ)。チェーンステーは高級感があり、ゴムプロテクターがチェーンからのダメージを守ってくれる。プロテクターはノンドライブサイドにも付いていてペダリングからも守ってくれる。

リアアクスルを見て初め2点心配したことがあったがよく見るとよいアイデアであることがわかった。初めに157mmリアアクスルに関して。また別の規格かと最初に思ったが157mmアクスルはシンプルな改善だった。実際同じハブを使うことになるが、片側3.5mm分長いスペーサーをハブに付けフレームに入れアクスルを固定する(これはちょうど142/12mmのシステムと同じ)。これはリアホイールを簡単に入れることができアクスル、ハブ、ローターの調整に苦しむことがなくなる。これはとてもよい点だ。2番目の心配点はダイレクトマウントリアディレーラーがオプションであるということだ。これはセイントディレーラーの恐ろしい思い出がある。セイントディレーラーは理解しがたくユニークなシステムだった。幸運にもシマノは失敗から学んだ。現在のシマノシャドーリアディレーラーはBリンクがドロップアウトとディレーラー本体の間にある。ダイレクトマウントシステムはBリンクを取りワンピースドロップアウトに置き換え解決している。

希望価格はUS3,499ドル(Fox DHX  RC4)とUS3,599ドル(Rock Shox Vivid Air)。色はシンジケートレッド(マットカーボンにレッド、ホワイトのデカール、シンジケートシェブロン)ネオンイエロー(マットカーボンにイエロー、グレーデカール)。Fox 40の色も合わせて選ぶことができコンプリートバイクならEnveカーボンリムの色も選べる。2013年1月、V10はデリバリー開始予定。

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