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2012/12/11

Liteville 301 MK10-テスト(1)

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Liteville 301 MK10は革新的な特徴を持つ優れたAM/トレールバイクだ。でもその特徴はシンプルなアルミの溶接と一般的なフレームデザインで隠れている。まだマウンテンバイカーにはあまり知られていないが、このドイツのバイクブランドはヨーロッパでは一部の人達の間でよく知られるようになってきている。

301はシンプル且つ優雅な設計で上級者向き、そして軽くペダル効率性、ハンドリングの信頼性、フレームデザインを求めるライダーによい。テストバイクは、リアトラベル160mm、重量11.66kg(ペダルなし)、Mサイズのフレーム重量2450gだ。これはAMバイクとしてとても軽いが信頼性にを疑う時もある。希望小売価格2595ドル、限定生産、10年保証(譲渡可能、ライダーの体重、使用用途は規定なし)。

Liteville 301 MK10 詳細:


用途: All-mountain, Trail, Enduro racing
フレーム: バテッド加工高強度アルミ
• 4バーリアサスペンション: 160又は140mmのオプション
推奨フォークストラベル: 150mmプラス (アクスル-クラウン間545mm-585mm)
テーパードヘッドチューブ、インテグレーテッドダブルシールドステンレスカートリッジベアリング
シールドカートリッジベアリングサスペンションピボッド
• ISCG-05 チェーンガイドタブ
ドロッパーポスト用シートチューブ用シム
• Syntace X-12, 142mm アクスルシステム、交換可能ディレーラーハンガー
• 34.9mm オーバーサイズシートポスト
• Shock: Fox RP 23 CTDカシマコート
• Fork (使用): RockShox Revelation WC Black Box 150mm 
付属品: Syntace SCS チェーンガード、P6シートポスト
ブレーキローター最小径180mm、ポストマウント
• 6サイズ XS-XXL 
フレームサイズによりジオメトリーは変化
ホイールサイズの変更可能
タイヤ幅2.5インチまで
カラーオプション: Anodized black, natural aluminum or white.
無条件に5年、さらに50%のクラッシュ保証
フレーム重量 (M): 2800g ショック含む 
希望小売価格 $2,723 USD (frame, shock, headset and X-12 axle)
テストバイクの金額: $6,595 USD

フレームの細部について
Litevilleのエンジニアたちは、競合メーカーのカーボンフレームをまず詳しく調べ重量の問題を解決し、次にフレームの外見を再設計し鍵となるコンポーネンツがきちんと動作するようにした。そしてフレームは実験室と実際のフィールドでのテストされて市場へと投入された。301は販売されて数年が経つが定期的にアップデートしこの301 MK10は完全に再設計されている。
左から、テーパードヘッドチューブは1 1/8ストレートコラムにも対応可。BB下部はISCG05タブ、リアディレーラー用ケーブルは内蔵式、Syntace X-12ドロップアウト、ホルストリンクドロップアウトとSyntanceディレーラーガード



301は非常に太く、高強度のアルミ合金引き伸しそして1本のチューブの中で5段階のバテッド加工がされている。フレームのそれぞれのチューブは引き伸され、テーパー加工し硬化させている。左右のチェーンステーは完全に違うチューブである。シートチューブはBB付近で劇的に広がり強度を増し、反対側ではチューブの厚さがリアショックマウントを強くする。フロントはテーパードヘッドチューブでダブルシールドのステンレスカートリッジベアリングを直接収める。トップチューブの下側には溝がありドロッパー用ケーブルを隠している。

301の溶接全体はスムーズだ。重要な事に、TIG溶接がスムーズであるとストレスが集中することを減らす。アルミ溶接フレームでは実証されている。

SyntaceLitevilleと提携していてSyntaceの革新的な製品は301の設計に組み込まれている。具体的には、X12スルーアクスルシステム、ディレーラーハンガーボルト、リアディレーラーガード、Syntaceチェーンガイドシステム(SCS)480mm P2シートポスト(フレーム設計としてスタンドオーバーハイトを減らす)などがある。これらは301のパフォーマンスとしてなくてはならないコンポーネントだ。

サスペンションについて
4バーリアサスペンションはトップチューブにあるロッカーリンクを動かしシートチューブ近くのリアショックを動かす。このフレームは珍しい設計がされていてトップチューブとシートチューブではストレスが減る。ロッカーリンクはきちんと設計されているため体に当たることはない。
RockShox Revelationフォークはあまり期待していなかったのだがと32mmフォークは悪くなかった。トップチューブ上にあるロッカーリンクは珍しいがよく機能する。シンプルですっきりした外観だ。



301のリンケージはリアショックがアクティブモードの時に効率的なペダリングができるよう設定されている。リンケージは全域でチェーンが伸びることを押さえるよう設計されている。メーカーによるとペダルを漕いだりトレールを下っているときは、サスペンションが岩やバンプでスムーズに動くということだ。同様にブレーキをかけた時ホルストリンクは、独立したシートステー上にあるブレーキキャリパーからのブレーキの力を切り離している。
適切なエア圧は簡単だ。トップチューブにある目印とロッカーリンクにある赤い点が並ぶ位置になればリアサスペンションはパーフェクトだ。



301 MK10は交換可能なロッカーリンクによって140mm160mmを設定できる。テストバイクは160mmのセットアップだ。フロントは140mmから160mm(アクスル-クラウン間545mm-565mm)推奨だ。サスペンションのピボットは8個のステンレススチールカートリッジベアリング、ロッカーリンクはサグインジケーターが付く。ヘッドアングルを最適にするためスペーサーとテーパーでない1 1/8コラム用のパーツが含まれる。

カスタムジオメトリー

Litevilleはどのライダーの身長にも合ことを約束している。フレームサイズは、XSからXXLまでジオメトリーはそれぞれのサイズに合わせ重量バランスやハンドリングを調整している。この会社は大きな会社ではないが時間と費用をかけ何種類もの長さのスイングアーム、フレームサイズ、ホイールサイズなど301のため作っているので驚く。

ライダーの足と胴体の比率はは人それぞれ異なる。トップチューブは全サイズに渡り下げ、テーパードヘッドチューブはスタンドオーバーのクリアランスを犠牲にすることなくトップチューブの長さを選択できる。これにより胴の長い人でもフィットするフレームになる。背の高いまたは脚の長い人はシートチューブとトップチューブの接合部分に三角形のブレースを溶接し、Syntaceのオーバーサイズのシートポストに合うように設計されている。34.9mmシートポストは剛性を上げる。301はカスタムされたフレームのようにだれにでもフィットする。

フィットしていることは、ハイスピード、荒れた地形などオールマウンテンでは重要だ。301はヘッドアングルは66度と十分に寝ていて、BB13.9インチと十分に低く急な場所でも楽しめる。74度のシートアングルはライダーの体重を前に持って行き、コーナーでのフロントタイヤのグリップを増し、テクニカルな上りではコントロールを維持する。ホイールベースは少し長く45.6インチ(1,158mm)、しかし比較的短い16.9インチ(429mm)のチェーンステーなのでフロントセンターが長い。Litevilleでは301140mm160mmの、アクスル-クラウン間545mm(RockShox Revelation 150mm)または565mmのフォークを使ったジオメトリーでそれぞれ公開している。

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