Nov 28, 2012
個人的には長い間クランクブラザーズのペダルは漕いだ時の自然な感じが好きだ。信頼性やサービス性はそれほど高くはないのだが。最小限のシールは乾燥した気候では問題はなかったが湿潤な気候ではベアリングの固着、アクスルの腐食を防ぐため再びグリスを入れなければならない。ブッシュベアリング近くのアクスルは弱い点であり問題を起こしやすい。これからクランクブラザーズのペダルをテストし疑問点を明らかにし改良してもらいたい。
40サイズのオニールDHシューズに取り付け比べると、Mallet DHペダルは幅広く丈夫なプラットフォームだ(右)。軽くトレール向きのMallet3はXCシューズ向きだ(左)。
|
Mallet DHのアクスルは5ミリ長くDH用フラットソールに合う。 |
Mallet 3
初期型MalletとMallet3の特徴は2ピースボディでありMK3は初期型より5mm短いアクスルだ。外側はアルミ、内側ポリカーボネートの2ピースデザインはメンテナンスしやすく軽い。しかし重要な変更点はシール性が向上しアクスルの強度が増している。ペア440gはとても軽い。Mallet3は鋳造スチールのウイング(ペダルの保持機構のスプリング)や内側ニードルベアリングはブッシュタイプから置き換えれらている。とてもタフであることが証明されMalletという名のごとく何回も岩にぶつけても無事だ。
Mallet3 詳細
ポリカーボネートとアルミの2ピースボディ
1、2、3(テスト)モデルあり
1、2は型抜きスチールのウイング、内側ブッシュベアリング/外側カートリッジベアリング
3は鋳造スチールのウィング、内側ニードルローラーベアリング、外側カートリッジベアリング
片側12個のトラクションピン
鍛造scm435新クロモリスチールアクスル
435gペア(実測440g)
トレールでのMallet3
Mallet3は3月から使っていてエンデューロ、ダウンヒル、メガアバランチェ、マウンテンオブヘルなどもレースで使用した。バイクは泥まみれ、クラッシュ多数、岩へぶつけ酷使した。ペダルは整備時にグリスアップしたが驚いたことに信頼性に関して問題はなかった。これは良い点だ。この夏洗車時の水圧でも問題なかった。ベアリングはバイクにたくさん使われているが状態は良くなかった。2点気になることがあった。1点目はプラスチックのエンドキャップは取り外す時に傷つきやすい。2点目は前モデルでも幅が狭くこれは既に述べているが5mm短いアクスルの影響は大きいことだ。XCタイプのシューズのソールは幅が狭いので気にならないがオニールTorqueのような我々が履いているグラビィティ系シューズは幅が広いのでペダルの外側で足が動く感覚だ。たいしたことではないがペダルを漕ぐと気になるし改良してもらいたい。トレールライディングでは非常に調子が良いが真剣なDHには向かない。
Mallet DH
Mallet DHペダルはグラビィティライダーからのフィードバックにより開発された。2代目Malletは幅の広いオニールのようなシューズではペダルが狭く感じて足のサポートが十分に得られないからであった。このペダルは幅広のシューズと合わせてコーナーでとても踏ん張ることができる。ペダルボディの幅を広げ新しく設計されている。2ピース構造、シール性と改良されたアクスルのスタンダードモデルと比べてDHアクスルは5mm長く、幅広のシューズとクランクアームのクリアランスを保つ。アウターボディは外側に5mm広いだけであるがプラットフォームにおけるサポートは50%近く向上している。
Mallet DH 詳細
新2ピースアルミ切削ボディ、スタンダードMalletに比べ5mmワイド
鋳造スチールウイング、ニードルローラーベアリング/カートリッジベアリング
16個のトラクションピン
鍛造scm435新クロモリスチールアクスル、クリアランスとQファクターのため5mm延長
480gペア
トレールでのMallet DH
Mallet DHはサポートライダーからの要望から生まれたがハードなライディングやしっかりペダルを踏みたいグラビィティライダーやトレールライダーに向いている。よりテクニカルな地形で発揮する。足の安定性はペダルをはめた時明らか改良されている。幅広のボディはトラクションピンの数を増やしペダルにはまっていない時に発揮する。ピンはでライダーの好みの高さに合わせられる。泥はけ性はとても素晴らしく鋳造スチールのウィングは型抜きのウイングのものより強い。このMallet DHとMallet 3を岩にぶつけたがダメージは見られなかった。DHの方は3よりはめたり外したりが少し固い。これはウイングの間のスプリングで変更できる。トレールでは3の方ソフトで好みだ。DHの方のフィーリングはとても良く、よりアグレッシブなライディングをする人には受け入れられるだろう。
0 件のコメント:
コメントを投稿